IT戦記

プログラミング、起業などについて書いているプログラマーのブログです😚

勝屋さん、高須賀さんの AJITO に潜入してきた!

みなさん、こんにちは!

お元気ですか?僕は元気です。

勝屋さんと高須賀さんのオフィス AJITO に行ってきました!

先日、弊社の米良と東大の松尾さんと、勝屋さんにお仕事の相談を兼ねてオフィス AJITO に行ってきました!
 Ficia Photo
左から、勝屋久さん(@VentureBeat-Japan)、米良はるかさん、松尾豊さん、僕、高須賀宣さん (@id:ttakasuka) です。
オフィスに入ると、高須賀さんもいらっしゃってみんなでワイワイお話してきました!
それが、素晴らしい体験だったので、ブログに残していただきたいと思います。

勝屋さんのスケッチブック

お話する中で、勝屋さんのスケッチブックを見せてもらいました。

一見ふつうのスケッチブックなのですが…、開いてみると…?

携帯電話の写真ではきっと伝わりきらないかもしれないのですが、言葉と絵とそのコンテキストが色彩豊かに表現されています。

感情や物事を表現するときに、事実よりもコンテキストのほうが圧倒的に情報量が多く、そのすべてを表現するためにあえてこういう形で情報を残しているそうです。

ステキですねー。
一ページ一ページに、テーマがありその内容がダイナミックに伝わってきます

勝屋さんは、デジタルなものよりこういうアナログのもののほうが好きで、資料などもスケッチブックで作ったりするそうです。
一色一色、水彩のような柔らかいタッチから、クレヨンのような固いタッチまで様々な塗り分けがされていて、このスケッチブックの質感はソフトウェアではなかなか表現できないものだなあと思います。
一度、勝屋さんのプレゼンなどを見てみたいなあと思いましたヽ(´ー`)ノ

高須賀さんのお話

高須賀さんには、事業の相談に乗っていただき「65 億人が使うサービスを作っていくには、どのように考えていけば良いか」というアドバイスをいただきました。
その内容を忘れないように、ここに自分なりにまとめてみたいと思います。

不確実性こそが本質

イノベーションとは何か。
イノベーションを起こす事業を考えるうえで、「不確実性」について考えることが重要だそうです。

「不確実性」。世の中には、以下のような「不確実性」があります。

  • 計算可能、予測可能な不確実性(計算することや、将来発生するであろう変化から、予測可能な不確実性)
    • 計算すれば出来る、大企業の得意分野
  • 不確実性は大きいが、方向性のハンドリング可能な不確実性
  • 不確実性が大きすぎて、まったく未来が読めない不確実性
    • 事業化不可能

自分たちである程度ハンドリング出来る「大きな不確実性」を持つ事業こそが、「イノベーション」を産むという話を伺いました。
オーマでも、もう少し事業の「不確実性」というものを考えてみようと思いました。

コンセプト、戦略、実行のパワーバランス

事業を行うときに、時間軸的には「コンセプト」→「戦略」→「実行」と進むわけですが。
一昔前は、以下のようにそのフェーズの重要度は後のフェーズに進むほど増えていきました。
「実行力」こそが最重要なパワーだったのですね。
ただ、今は以下のように「コンセプト」こそが重要な時代になっています。

それは、「コンセプト」を考えるということが、もっとも「不確実性」が高く、プロジェクトが進むほど「不確実性」が落ち着いていくからだそうです。

クリエイティブなアイデアが創造される場とはどんな場所?

現在、アイデアというものは以下のような場所から産まれている

  • ケイオティック(Chaotic)なブレストなどで出されたアイデアを絞り込んだアイデア
  • ロジカルな手法で導き出されたアイデア

このどちらもダメ。
クリエイティブな状態はその中間にあり、その中間を維持しつづけることで創造的なアイデアが生まれるそうです。

また、人間はクリエイティブじゃ無くなるほう無くなるほうへ行きたがるので、それを保ち続ける方法を考える必要があるそうです

イデアよりも「アイデアの切り口」を見つける

ロジカルとケイオティックな中間を保つ一つの方法として、「アイデアの切り口」を見つけるという方法を教えていただきました。
ブレストのような会議では、アイデアを絞る方向絞る方向に向かいがちです。

なので、まずはブレストのようにアイデアを出し、その中からアイデアを絞る前に「それはどういう切り口から産まれたアイデアなのか」を考え「切り口」を見つけだし、「その切り口をもっと考えて見る」ということをやることで、ロジカルとケイオティックを混ぜて中間を保つことが出来るということでした。

急いでアイデアを絞るのではなく、いいアイデアが欲しいときこそ「急がば回れ」が大事ですね。

そのほかにも

松下時代 〜 Lunar までどんなことを考え、何を作ってきたかという話を実例で教えていただき、非常にエキサイティングで感動しました
ぜひ、時間があるときにもっとお話しを伺いしたいなあと思いました!

オフィスの紹介

勝屋さんや高須賀さんのお話も素晴らしかったのですが、オフィスもとても独創的で面白かったので紹介させていただきます

AJITO メンバーの証

まず、オフィスに入ると

このようにオフィス AJITO のメンバーが道場の番付け表のような感じで書いてあります。

そこに置かれている小さな木箱。何が入っているのでしょうか…。ドキドキ

そこには、鍵が入っていました。この鍵は、 AJITO への出入りが認められたものだけが手にすることが出来る証だそうです!
かっこいい!こういう遊び心って良いですね!

お二人の作業環境

ちょっと、無理を言って作業環境も見せていただきました。

こちらが勝屋さんのデスク。

これは、勝屋さんのペンケース。
このペンケースとペンのセットかおススメなようです。

こちらが、高須賀さんのデスク。
お二方ともマックなんですね!ディスプレイうらやましい!
あと、壁紙が「地球」と「月」というのが印象的でした。なんかかっこいい!

最後に

勝屋さん、高須賀さん、お忙しい中お時間をいただき本当にありがとうございました!
とっても楽しかったです!また、事業のアドバイスもいただき、とても勉強になりました!
最後に記念撮影をしました。
 Ficia Photo
パシャッ

おまけ

最後の最後にプレゼントに、エベレスト登山で有名な栗木史多さん(http://kurikiyama.jp/)Tシャツと DVD をいただきました!
栗木さんは、高須賀さんの価値観に影響を与えた 2 人目の人らしく、今ではオフィスぐるみの付き合いをしているそうです。

すっかり夜に

3 時間すっかり話し込んで、帰るころにはすっかり夜に。

今日は、本当に楽しい一日でしたとさ。
ではではーヽ(´ー`)ノ